気まぐれソムリエのワイン語り~その6~





すっかり「春」ですね。桜も散ってゆく様子が心に染みてゆきます・・。



「春」って「桜」のように「ピンク」「桃色」が表現されることが多いですよね。




なので今回は「ロゼワイン」のご紹介!!




でも・・あまり飲む機会に恵まれないのがロゼワインです。


家でも、レストランなどでもなかなか飲めないロゼワイン。


販売店でもロゼワインってあまり見かけることが少ないのが現実かもしれません。




でも




ロゼワインって甘口から



すっきり辛口で軽い赤ワインみたいなものまでいろいろあるんです。



お値段もお手軽なものから年号入りのシャンパンまで様々です。・・








でも、色々あるといっても


そもそもロゼワインって何?


白ワインや赤ワインとどう違うのって思っちゃいますよね(笑)






ではまずは、造り方から・・。






ロゼワインは基本的に3つの造り方があります。




1 セニエ法 

赤ワイン用の黒い皮のぶどうのみを使います。


皮ごと潰してアルコール発酵させ


その途中でワインを引き抜き


発酵途中のピンク色のワインを皮と分離して発酵させます。


皮と接触していたので


赤ワインで感じられる渋みの成分がほのかに感じられ


色調も濃い透明感のある色合いになる傾向があり辛口に仕上げる生産者が多いです。





2 ブラッシュワイン8(ヴァングリ)


赤ワイン用の黒い皮のぶどうのみを使います。


軽めの圧搾をして


白い果汁に皮の色素がわずかに移したピンク色の果汁を使ってアルコール発酵をします


セニエ法と異なり、皮との接触が少ない分淡い色合いが特徴的


甘口に仕上げる生産者が多いです。





3 ロートリング法(ドイツ)


赤ワイン用の黒い皮のぶどうと


白ワイン用の黄色や緑がかった皮のぶどうを混ぜて圧搾し


アルコール発酵させるロゼワインです。




実は、EU(ヨーロッパ圏)では基本的に


白ワインと赤ワインを混ぜてロゼワインを造ることを禁止しています


唯一、フランス シャンパーニュ地方で造られる


「ロゼ」は白ワインに赤ワインを混ぜ


酵母を添加し瓶内二次発酵させ


ロゼシャンパーニュを造ることを許されていますが


現在、ほとんどのシャンパーニュ生産者はワインのブレンドではなく


セニエ法を使ってロゼのシャンパーニュを造っています







この3種類の作り方で作られ

綺麗なピンク色のロゼワインができるわけです・・・・







ということで、、、せっかくの「春」です







Bistro de Suzukiでは、ロゼをグラスワインでも楽しめます♪


 マレノン クラシック ロゼ 


(ピンクグレープフルーツやローズ、チェリーを思わせるような繊細な風味を楽しめる辛口ロゼワイン)



桜は散ってゆきますが、グラスの中で春をお楽しみください🌸







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